ガイドラインの運用見直し後、初めて開かれた登山計画審査会=9日午前、県庁北別館

 県教委が那須雪崩事故を受け策定した登山計画ガイドラインの運用の一部見直しを決めてから、初となる登山計画審査会が9日、県庁で開かれた。従来の運用では審査会のチェックの対象外だった2件を含む11件の登山計画が審査を受けた。一方、県教委は現行のガイドラインを12月をめどに改定する方針を示した。

 県教委はガイドラインで、著しい危険箇所がないなどとして指定した登山ルートを登る計画は、審査会に代わり県教委が審査できると規定していた。しかし、今春に提出された登山計画の多くが審査会の対象外だったことを受け、雪崩事故の遺族が「審査の抜け道があったことが事故発生の大きな要因。全て審査会で審査すべきだ」と指摘。県教委はこれを踏まえ、今回からガイドラインの運用を改め、計画全件を審査会で審査することとした。

 この日の審査会は、主に夏休みに実施される登山の計画を審査。部活動の計画が8校9件で、学校行事が2校2件だった。従来の運用では、学校行事の2件は審査会のチェックの対象外だった。

 一方、県教委はガイドライン改定に向けたスケジュール案を審査会に提示。山岳部顧問の意見や、再発防止策の検証などのために設置する予定の新組織での議論を踏まえ、12月の改定を目指すという。