県内市町は8日までに、資産公開条例に基づき、首長の2018年1年間の所得を公開した。年間総所得を公開した24市町長の平均額は約1358万円で、17年の平均1447万円(20市町長)を約90万円下回った。前年と比較可能な現職19人のうち11人がプラスで、給与改定による増加を主な理由とするケースが多かった。
総所得が最も高かったのは、津久井富雄(つくいとみお)大田原市長の4691万円。経営するアパートの修繕費減によって不動産所得が増加した一方、配当所得が減ったため、前年比で11万円のマイナスになったが、県内首長で8年連続最高となった。現職の2番目は佐藤栄一(さとうえいいち)宇都宮市長で1731万円。人事院勧告に応じた給与改定で26万円増えた。
2018年分県内市町長の所得
順位 首長名 市町名 総所得 前年比
1 津久井富雄 大田原 4691 -11
2 佐藤 栄一 宇都宮 1731 26
3 石坂 真一 真岡 1705 266
4 加藤 公博 高根沢 1678 -82
5 岡部 正英 佐野 1669 23
6 和泉 聡 足利 1525 6
7 大久保寿夫 小山 1483 2
8 佐藤 信 鹿沼 1402 0
9 星野 光利 上三川 1377 57
10 花塚 隆志 さくら 1307 -
11 斎藤淳一郎 矢板 1290 1
12 広瀬 寿雄 下野 1129 -66
13 見目 匡 芳賀 1078 -7
14 大塚 朋之 益子 1074 20
15 真瀬 宏子 野木 1072 13
16 川俣 純子 那須烏山 1071 -
17 古口 達也 茂木 1070 141
18 見形 和久 塩谷 1010 -19
19 大嶋 一生 日光 (963) -
20 福島 泰夫 那珂川 963 -58
21 平山 幸宏 那須 (956) -
22 入野 正明 市貝 823 3
23 小菅 一弥 壬生 817 -258
24 大川 秀子 栃木 (703) -
カッコ内は自主公開。さくら、那須烏山、日光、那須、栃木は2017年との比較なし。単位は万円。千円の位を四捨五入