「シャボン玉を吹く象」復刻版を動かす森長さん(右)

 【壬生】国谷の町おもちゃ博物館は7日、1957年に玩具メーカーのトミー(現タカラトミー)が発売したブリキのおもちゃ「シャボン玉を吹く象」の復刻版の実演会を同館で初めて開いた。57年当時、同玩具の製造に携わった技術者が仕組みを解説しながら動かした。

 同玩具は象が首を上下に振りながら、鼻からシャボン玉を吹き出す玩具。同社が2019年の創業95周年を記念して非売品として復刻し、関係者に寄贈・配布された。同館は多くの来場者に動いている姿を見てもらおうと、実演会を企画した。

 同館スタッフで、57年当時、トミーの従業員として同玩具の製造に携わっていた森長隆人(もりながたかと)さん(77)が実演を担当した。同玩具を動かし、鼻から勢い良くシャボン玉が噴出されると、集まった子どもたちから歓声が上がった。空気や音を出す仕組みなどについても解説し、来場者はおもちゃの歴史についても理解を深めた。森長さんは「思い入れのある作品。子どもたちに喜んでもらえて本懐」と懐かしんだ。

 実演に見入っていた栃木市、西方小2年川嶋幸希(かわしまこうき)君(7)は「昔のおもちゃのことが分かって、おもしろかった」と話した。同館は、今後も実演会の開催を検討していくという。