自転車ロードレースのJプロツアー(JPT)第10戦「第1回東広島サイクルロードレース」は6日、広島県東広島市の広島大周辺特設コース(5・5キロ×17周=93・5キロ)で行われ、宇都宮ブリッツェンの岡篤志(おかあつし)が2時間21分42秒で初代王者に輝いた。岡は今季2勝目で個人総合首位も奪還した。ブリッツェンとしては今季3勝目。
個人ランキング上位陣がほぼ欠場したレースは、序盤からブリッツェンの阿部嵩之(あべたかゆき)が仕掛けて逃げ集団を形成。これに小野寺玲(おのでられい)が加わって集団をけん引した。残り3周までに小野寺が単独の逃げを打ったが、これは吸収され、集団は一つに。その後も鈴木譲(すずきゆずる)らが仕掛ける活発な展開の中、最終周回の残り2キロ付近で仕掛けた岡のアタックが見事に決まり、そのまま逃げ切った。
このほか県勢は那須ブラーゼンの中村魁斗(なかむらかいと)がチーム今季最高の7位。ホンダ栃木の佐川祐太(さがわゆうた)が12位だった。
JPT第11戦は7日、広島市西区商工センター内特設コース(1・7キロ×30周=51キロ)で第2回広島クリテリウムを行う。