親子に制作のアドバイスをする溝口さん(中央)

 【那須塩原】陶芸家溝口丈(みぞぐちたけし)さん(57)=那須町豊原丙=が、大原間小の5年生と保護者の陶芸教室の講師を務め今年で20年目を迎えた。親子の交流を目的とした授業の一環で、これまでに延べ約2千組が参加し、陶芸を通じて絆を強めてきた。「親子で共有した思いを作品に残すサポートを続けてこられたと思う」と溝口さん。本年度の教室は4日、同校体育館で行われ224人が思い思いの作品を作り上げた。

 材料の搬入や作品の焼成に手間がかかることなどから、陶芸家が学校で長年継続して講師を務めるのは珍しいという。溝口さんは「子どもたちに喜んでほしい」と、毎年講師の依頼を受けている。

 同校との縁は、溝口さんが那珂川町の小砂(こいさご)焼体験施設で講師を務めていた際、常連客の同校PTA役員から「親子に陶芸を教えてほしい」と頼まれたのがきっかけ。長年講師の依頼が続いていることに関し、溝口さんは「作品に応じて数種類の色を付けるなど、手間暇を惜しまずしてきたことが喜ばれていると思う」と話す。