家族連れなどでにぎわった「そば天国」

長い列ができた各店ブース

「令和」の幕開けを記念した「梅おろしそば」

家族連れなどでにぎわった「そば天国」 長い列ができた各店ブース 「令和」の幕開けを記念した「梅おろしそば」

 【鹿沼】「関東一のそばの郷を目指して」をスローガンとする鹿沼そば振興会と市が主催する「そば天国 初夏(はつなつ)のそば」が茂呂の市花木センターで6、7日の日程で始まった。鹿沼産の早まき、早刈りの夏新そばを使ったイベント。「夏そばは犬さえ食わぬ」ということわざもあるが、湿度、温度管理などができる現在では当てはまらない。一足早い“旬”を求め初日は県内外から多くのそばファンらが足を運び、舌鼓を打った。

 この日は、同振興会に加盟する市内4店が出店した。もりそば(500円)、鹿沼定番のニラそば(600円)ほか、各店が山菜そば、十割そば、肉そばなどを提供。トレーには、適正に管理された森林から切り出され、森林認証を受けた鹿沼杉が使われた。

 会場にはオープンと同時にそばファンが訪れ、淡い緑で爽やかな香りの夏そばを堪能。緑3丁目の会社員若林宏計(わかばやしひろかず)さん(49)は「夏そばは初めて食べましたが、おいしい。色合いがよく、甘みがあります。店をはしごします」と笑顔だった。

 令和初の「そば天国」として同振興会が新メニューとして考案したのが「梅おろしそば」(600円)。「令和」は万葉集にある「初春の令月にして 気淑(きよ)く風和ぎ 梅は鏡前の粉を披(ひら)き…」との文言から引用した。

 同振興会は、万葉集の梅花の歌に思いをはせながら楽しんでもらおうと梅の使用にこだわり、白く咲いた梅の花びらを思わせるダイコンおろしに、爽やかな香りが食欲をそそる梅と大葉を添えたという。

 鬼おろしで粗くおろしたダイコン、梅のジェルが効果的で下野市、看護師高橋(たかはし)めぐみさんは「さっぱりして、喉ごしもいい。食欲がなくなる夏場にいいです。大葉は刻むともっといいかも」と話した。

 斎藤正彦(さいとうまさひこ)会長(74)は「多くの人に喜んでもらえた。今後、各店がメニュー化するか検討したい」と前向きだった。

 会場ではそばギフト、花などが当たる抽選会も行われた。また、かぬま和牛振興会の牛串も人気だった。7日は午前9時半~午後2時半まで。各店200~300食用意している。