下野新聞社は5日、共同通信社が4、5日に実施した第25回参院選の世論調査結果に独自の取材を加味し、栃木選挙区(改選数1)の序盤情勢を探った。自民党現職の高橋克法(たかはしかつのり)氏(61)=公明推薦=が幅広い支持層を取り込んでリード。野党統一候補で立憲民主党新人の加藤千穂(かとうちほ)氏(43)が追う展開となっている。政治団体「NHKから国民を守る党」新人の町田紀光(まちだとしみつ)氏(40)は苦しい戦い。ただ調査時点で4割が態度を決めておらず、情勢は変化する可能性がある。

 再選を目指す高橋氏は、公明の推薦に加え約150の推薦団体が支援。82の党支部、選挙対策支部がフル稼働し、盤石な組織戦を展開している。自民支持層の6割半ば、公明支持層の7割を固めている。一方、無党派層の支持は1割強と伸び悩む。

 地域別では、宇都宮市など県央をはじめ県西、県南部で強さをみせ、5割が支持。他地区でも4~3割弱と安定している。年代別では特に若い世代や高齢者層の支持が厚い。

 加藤氏は立民、国民民主、共産など県内5野党による統一候補として、立民の選対本部を中心に最大支援団体の連合栃木や各党の選対などと連携する。立民支持層の8割強、共産は9割弱を固めたが、国民は4割にとどまる。一方、掘り起こしを狙う無党派層の支持は2割弱だった。

 地域別では、無党派層が多い宇都宮市など中心部で1割半ば。県外出身の知名度不足は響き、全域でも1~2割と低い。