県大田原土木事務所職員から土石流のメカニズムの説明を聞く生徒たち

 【那須】防災教育など三つの領域を学ぶ教科「NAiSU(ナイス)タイム」の一環として、那須中央中で5日、水難事故防止に関する授業が行われた。1年の生徒約100人が、水害の恐ろしさや身を守る方法などについて学んだ。

 同教科は防災のほか、人間関係、プログラミング教育で構成。町教委が昨年度、町内の全小中学校で試行的に始めた。昨年12月、文部科学省から教育課程特例校に指定され、本年度から正式教科として実施している。年間授業時間は25時間。

 この日の授業は県大田原土木事務所職員4人が講師を務め、夏休みを前に「水を知り水難事故にあわない」をテーマに実施。2008年に神戸市で発生した水難事故に関する映像を通じて大雨による急な川の増水の危険性や、1998年に発生した那須水害の被害を説明した。

 その後、クラスごとに分かれた生徒たちに模型を使って崖崩れや土石流のメカニズムと危険性を解説したほか、ライフジャケットの着用法や効果を伝えた。1年増子陽人(ますこはると)さん(13)は「那須水害の話を聞き、災害は身近に起こると改めて感じた。家の前の余笹川でよく釣りをするので、雨が降ったら早めに川を離れるようにしたい」と話した。