支持を訴えて握手して回る候補者(中央手前右)=4日午後6時25分、宇都宮市内(画像は一部加工しています)

 参院選が公示された4日、栃木選挙区(改選数1)の候補者3人は県内各地で出陣式やインターネット配信用の動画撮影などに臨み、17日間にわたる選挙戦の火ぶたを切った。朝から雨に見舞われる中、この日に向けて準備を進めてきた各陣営は細かな日程を慌ただしくこなし、三者三様のやり方で有権者に熱く支持を訴えた。

 午前10時半から大田原市内の出陣式に臨んだ自民党現職の高橋克法(たかはしかつのり)氏(61)。ポロシャツの上に雨がっぱ、黒の長靴姿で現れ、支持者らと握手をして回った。

 朝の宇都宮二荒山神社での必勝祈願で降っていた雨は、出陣式の直前にやみ、上野通子(うえのみちこ)参院議員は「(早速)一つ願いがかなった」と場を盛り上げた。「地方を守る男」。マイクを握った応援弁士は口々にそう評し、高橋氏が「地方を守り抜かせてほしい」と声を張り上げると、拍手が起こった。

 続く地元高根沢町の出陣式では腰からタオルを下げ、心なしかリラックスした表情に。地元議員やスタッフの支援にやや目を潤ませながら感謝を述べた。この日は県内全域6カ所の出陣式を分刻みで回った。

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 野党統一候補の立憲民主党新人加藤千穂(かとうちほ)氏(43)は、宇都宮市内に集中して街頭活動を展開。午後7時からの東武宇都宮駅前の出陣式では、多くの支援者らと笑顔で握手を繰り返した。

 周囲には「安倍政治NO!」「まもろう憲法9条」と書かれた市民団体のパネルなどが掲げられ、共闘する県内野党や連合栃木幹部らが壇上で支持を求めた。

 加藤氏が15年間秘書として仕えた荒井聡(あらいさとし)衆院議員も北海道から駆け付け「1人では勝てない。勝つために、多くの人に声を掛けてほしい」と呼び掛けた。

 加藤氏は「チャンスが平等で多様性が認められる、居場所がある社会を皆さんとつくりたい」と訴えた。最後は「加藤で勝とう!」のコールで締めくくった。

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 政治団体「NHKから国民を守る党」新人の町田紀光(まちだとしみつ)氏(40)は午前9時すぎ、報道陣の求めに応じ、動画投稿サイト「ユーチューブ」用の動画を宇都宮市内で自撮り。イチゴのかぶり物を着用し「NHKをぶっ壊す」と訴えた。動画は午後8時までに約300回再生された。