4日公示を迎える参院選栃木選挙区(改選数1)に立候補を予定する候補者の政策集が2日までに出そろった。再選を目指す自民党現職の高橋克法(たかはしかつのり)氏(61)は、農林業振興や中小企業・小規模事業者への支援など地方を意識した7項目を掲げる。立憲民主党新人の加藤千穂(かとうちほ)氏(43)は、憲法9条の改定反対、消費増税10%凍結など「次世代へつなぐ」をキーワードとした11項目を訴えている。

 高橋氏は農林業の保護や技術革新による中山間地域の再生、「地方の原点」とする中小企業・小規模事業者への支援制度強化を冒頭で紹介。国土交通政務官として取り組んだインフラ整備と防災・減災の強化のほか、全世代安心の社会保障改革、地方創生・地域経済活性化などを列挙した。

 自民県連も独自の政策集を作成し、本県でのアベノミクス効果として、県内総生産11・9%増や完全失業率2・2%減など10の指標が民主党政権時から改善していると強調。災害に強い県土づくりなど15の政策を示した。

 加藤氏は「地域循環型ボトムアップ経済社会」や「栃木の魅力を活(い)かす! 農業×観光×再生可能エネルギー」をテーマとし、重点政策11項目を提案。憲法9条改定阻止と安全保障政策の再構築や、格差是正・消費増税10%の凍結・累進課税の逆進性見直しなどを並べた。

 また野党統一候補として、市民団体「戦争法の廃止と立憲主義の回復を求める県民ネットワーク」が要望した「憲法9条改定の反対」「安保法制などの廃止」「消費税率引き上げ中止」など13の政策も共通政策に掲げている。

 政治団体「NHKから国民を守る党」新人の町田紀光(まちだとしみつ)氏(40)は独自の政策集などは作成していないが、NHK受信料契約の改善などを訴えている。