被害者支援の必要性などを訴えている巡回パネル展

 【塩谷】被害者支援の必要性や犯罪被害者の現状などを訴える「巡回パネル展」(被害者支援センターとちぎなど主催)が1日、船生の道の駅湧水の郷しおや交流館で始まった。8日まで。2019年度の開催は県内初で、本年度は20市町や金融機関、県庁で開く。

 同センターは、交通事故や性犯罪、事件などさまざまな被害者やその家族、遺族の支援を行っている。パネル展では、センターが行う電話や面談による相談、相談員ら支援者の養成といった活動を紹介している。

 鹿沼市で起きたクレーン車事故などで命を奪われた被害者8人のパネルは、写真や手紙などで遺族が思いを込めて作った。遺族の悲しみや悔しさを知ってもらうほか、万が一支援が必要になった際にセンターを思い出すきっかけにしてもらいたい考えだ。

 同センターの和気(わき)みち子(こ)事務局長は、市町の職員が被害者から相談を受ける可能性があるとして「住民の方だけではなく自治体の担当者にも理解を深めてもらいたい」と強調。「一番は被害者を出さないことだが、安全安心の意味でセンターがあることを覚えておいてほしい」と話している。