討論会で意見を述べる左から高橋克法、加藤千穂、町田紀光の3氏(壇上での座席順)=1日夜、宇都宮市江野町

 4日の参院選公示を前に、宇都宮市内で1日夜開かれた栃木選挙区立候補予定者による公開討論会。自民党現職の高橋克法(たかはしかつのり)(61)、立憲民主党新人の加藤千穂(かとうちほ)(43)、政治団体「NHKから国民を守る党」新人の町田紀光(まちだとしみつ)(40)の3氏が初めて顔をそろえ意見を戦わせた。全般的に主張が鋭く対立する場面は少なかったが、消費税率10%への引き上げについては意見が割れ、立場の違いが鮮明になった。

 今年10月の消費増税への賛否を問われると、高橋氏は賛成、加藤氏は反対、町田氏は賛成と反対のカードを掲げた。加藤氏は「アベノミクスの6年半で地方経済は冷え込んでしまった。低所得者ほど負担が重くなる。いったん立ち止まり、抜本的に見直すべきだ」と語気を強めた。

 一方、高橋氏は、消費税率引き上げは民主党政権下の2012年に3党合意で決まったこととした上で「歴史的な経緯を踏まえて判断しなければならない」と反論した。

 町田氏は「今する必要があるかといえば反対。他に人件費など削減すべきところがある」と述べた。

 10月に実施される幼児教育・保育無償化について、加藤氏は「無償化しても受け入れ先がなければ、潜在的な待機児童が余計殺到する」などと指摘した。

 高橋氏は「無償化と同時に待機児童解消のための受け皿整備、保育現場の処遇改善を進めていく」と強調した。