「罪悪感のないおやつ」を開発した黒子さん(左から3人目)と契約を結んだスカイランニング日本代表ユースチームの選手ら

「罪悪感のないおやつ」を試食する加藤(右から2番目)、服部(右)らユースチームの選手ら

「罪悪感のないおやつ」を開発した黒子さん(左から3人目)と契約を結んだスカイランニング日本代表ユースチームの選手ら 「罪悪感のないおやつ」を試食する加藤(右から2番目)、服部(右)らユースチームの選手ら

 【益子】上大羽のカフェ「ましこびと」オーナーで栄養士黒子善久(くろこよしひさ)さん(43)らが共同開発した「罪悪感のないおやつ」が、スカイランニング日本代表ユースチームの公式補給食として採用され、29日、同所でサポート契約を結んだ。同チームがサポート契約を結ぶのは初めて。8月にイタリアで開かれる世界選手権に合わせて提供され、チームを支える。

 スカイランニングは山岳地帯を走ってタイムを競う競技。通常の走る動作以外にも「駆け登る」「駆け下(くだ)る」といった技術が問われる。短時間で体に大きな負荷がかかるため、体に合った栄養の補給が重要になるという。

 おやつは、黒子さんと未舗装路を走る競技のトレイルランニング日本代表、斎藤綾乃(さいとうあやの)さんが共同開発した。生クリームなどを使わず、糖質を一般的なものの半分に抑えたパウンドケーキ。ナッツなどのドライフルーツを使ったものと、みそとあんこを使ったものがある。

 同チームは、会員制交流サイト(SNS)などを通しておやつの存在を知った。日本スカイランニング協会ユース委員会の涌嶋優(わくしますぐる)委員長(27)は契約の理由について「『若いうちから栄養補給の大切さを理解してほしい』との黒子さんの思いに共感した。おやつは栄養素が整えられており質が良く、よりよいパフォーマンスを発揮する助けになる」と説明する。

 同チームの加藤晟人(かとうあきひと)さん(20)は「糖質はとりたくないが食感は欲しい、という自分の考えに合っていて良い」と話し、服部一輝(はっとりかずき)さん(19)は「油っぽいものは中盤で力が出にくくなる。糖質も少ない上にドライフルーツでビタミンも採れていい」と述べた。

 世界選手権は8月2~4日、イタリアのラクイラにあるグランサッソ山を舞台に開かれる。