ハイタッチをしてアフターDCのフィナーレを飾る関係者ら=30日午前、JR小山駅

 JRグループの大型観光企画「本物の出会い 栃木アフターデスティネーションキャンペーン(DC)」が30日、最終日を迎えた。JR小山駅と那須塩原駅で式典やイベントが開かれ、関係者らがグランドフィナーレを祝福。2017年のプレ、18年の本DCに続き、3年間にわたった本県のDCが幕を閉じた。

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 JR小山駅では30日午前、アフターDCの最後を飾る2本の特別列車を福田富一(ふくだとみかず)知事やJR、東武鉄道関係者らが見送った後、同駅の東西を結ぶ中央自由通路でグランドフィナーレ式典が行われた。

 特別列車は、2年ぶりの運行となった大宮発那須塩原行きの東武鉄道「特急スぺーシア那須野号」(6両)と、JR東日本の小山発高崎行きお座敷列車「ぐんま×とちぎまんぷくグルメ列車」(6両)。2本とも予約で満席となった。グルメ列車内では栃木の食材をふんだんに使った弁当「栃木旅ごはん」などが乗客に提供された。

 グランドフィナーレ会場の小山駅では、県内のJRと東武鉄道の各駅長ら35人が正装で式典に臨んだ。福田知事は3年間にわたったDCの幕が下りることについて「これがゴールではない。新たなステージへのスタートの日だ」と述べ、観光立県をさらに前に進める決意を示した。

 一方、那須塩原駅にはスペーシア那須野号が午前10時20分ごろに到着。プレDC期間中だった17年6月以来の運行とあって、観光関係者ら約30人が「ようこそ那須高原へ」と書かれた横断幕を手に出迎えた。那須町観光大使の「きゅーびー」や矢板市の「ともなりくん」などゆるキャラも駆け付け、観光客の撮影に応じるなど歓迎した。

 一人旅で訪れた静岡県沼津市大岡日吉、会社員眞野淑博(まのよしひろ)さん(21)は「スペーシア乗車を楽しみに来たが、歓迎してもらえてうれしい。温泉を満喫して帰りたい」とほほ笑んだ。同駅西口広場では有志による郷土芸能「黒磯巻狩太鼓」が披露され、グランドフィナーレを勇壮に締めくくった。