関館長(手前)に問われて、笑顔で自らの歩んだ道や仕事について語る金子さん

 【茂木】町出身の漫画家金子節子(かねこせつこ)さん(68)=宇都宮市鶴田町=の40年以上に及ぶ活動を振り返る「金子節子原画展」が29日、ふみの森もてぎで開幕した。初日は金子さんと同館の関誠二(せきせいじ)館長によるギャラリートークが行われ、会場は作品のファンやゆかりの人約150人で満席となった。

 トークでは、漫画に夢中になった子ども時代から、現在の仕事ぶり、漫画を描き続けることへの思いなど、人気漫画家本人から貴重な話が披露された。

 金子さんは、宇都宮大を中退してプロの漫画家になり、子育てした3年間の休筆期間を除き1972年のデビューから47年間漫画家生活を続けてきた。少女漫画を経て、今もレディースコミック2誌に物語性豊かな作品を連載している。

 トークで「描き続けてこられたのは、人前で自己表現するのが下手なコンプレックスがあったから。自己顕示欲が強く、描いても描いても描き足りない」と話した金子さん。ゲストの女性アシスタントから「締め切り間際、先生はいつ寝ているのか分からない」と明かされるほど今も忙しい。

 20代から金子作品のファンという下野市、会社員女性(51)は「ずっと読んでいたのに栃木の人と知らずにいた。会えて感激した」と話した。

 原画約70点などを展示。7月15日まで。(問)同館0285・64・1023。