気になる店名だ。店主の渡辺和彦(わたなべかずひこ)さん(56)の小学生の時のあだ名「かっちゃん」が、「かっぱ」になったという。

 店の前には「福井」「京都」「北海道」「栃木」とソバの産地の木札が掛かっている。店に入ると右手に、8台もの自家製粉機が稼働していた。

 メニューはそれぞれ、十割、二八の2種類から選べる。お薦めは平日限定の産地別「十割2種盛り」(税込み1300円)。のどごしが良く、風味もある。十割は熱で風味が失われないように、水ごねしている。

 玄ソバは、全国の農家など20カ所くらいから仕入れている。つゆは枕崎の炭火焼きカツオを使用、わさびは安曇野産、いずれも高級品だ。打ち粉、割り粉(つなぎ)もすべて国産にこだわる。

 35歳から10年間、趣味で各地の玄ソバを買っては、臼で手びきして研究を続けた。趣味が高じて脱サラして11年。今では、遠方からの常連組も多いという。

 「精選された玄ソバを時間をかけて、石臼でひいてます。味の違いが歴然と分かります」と渡辺さん。「将来的には、十割そば一本でやりたい」。あくまで味にこだわっていく。

 ◆メモ 日光市瀬尾44の7▽営業時間 午前11時~午後3時▽定休日 木曜日、第1・3・5水曜日▽電話0288・25・8111。