じゅうじゅうと音を立てて運ばれてくる石鍋。カリっと焦げたご飯の香ばしい香りが食欲をそそる。

 野菜だしをベースに、ぶつ切りのたらことサーモンの塩気、「企業秘密」の特製ソースに凝縮されたうまみが調和する。さっぱりとしたトマトやレタスがアクセントになり、最後の一口まで飽きがこない。

 ランチも楽しめる居酒屋「伊田和楽 河のじ」。自然豊かな黒羽地区で、那珂川に近い木立の中に店を構える。「憧れていた里山の風景そのもの」。埼玉県蕨(わらび)市から移住してきた店主の松永敦史(まつながあつし)さん(52)、奈津子(なつこ)さん(51)夫妻が昨年10月にオープンさせた。

 「伊田」はイタリアン、「和」は和食を表す。敦史さんは蕨市で約10年間、本格イタリアンの店を営んできた。このリゾットは、当時のメニューから唯一引き継いだ思い入れのある一品だ。

 自慢のピザやパスタのほか、地元の人の好みも意識して「海鮮丼」「もつ煮込み」なども提供する。

 地元の米や野菜を使い、ソースやドレッシング、ピザ生地は全て手作りで、和洋の本格的な味わいが楽しめる。

 「肩肘張らずに自由に楽しんでほしい」と敦史さん。目指すのは「地元に愛される店づくり」だ。

 ◆メモ ▽ランチはサラダ、前菜3種、スープ、ウーロン茶が付いて税込み800円▽大田原市堀之内631の2▽営業時間 午前11時半~午後2時、午後5時半~10時▽定休日 月曜▽電話090・7803・1515。