マグロ、イクラ、かんぴょうなどが入った手巻きすしを薄焼きの卵で包んだ「寿司(すし)とて」。クレープのような見た目の生地から現れる海産物は、見た目のインパクトと食材の相性の良さで客を二度驚かせるという。

 塩原の飲食店など12店が那須塩原市産の牛乳と卵を使用した生地でラッパ型に食材を包んでつくる名物料理「とて焼き」の一つ。店ごとの個性がポイントで、「寿司とて」は2011年に誕生した。

 しょうゆ漬けにしたマグロ、イクラのほか、だし巻き卵や地元産かんぴょう、酢飯などが生地の奥まで入ったボリュームのある一品だ。

 薄いどら焼きのようなしっとりした生地と食べ応えある食材の相性が絶妙で、年配の客もおいしそうにほおばるという。また酢飯には熟成した酒かすが入った赤酢を使い、つんとした酸味が少なくうま味が強い。

 創業から80年以上の歴史を持つ「幸楽寿司」。店主の関進太郎(せきしんたろう)さん(47)は「見た目の珍しさから興味本位で食べて、意外なおいしさに驚く人も多い。ぜひ一度食べてみて」と笑顔で話した。

 ◆メモ 税込み880円▽那須塩原市塩原725の1▽営業時間 午前11時~午後3時、午後5~10時▽定休日 月曜▽電話0287・32・2061。 ※写真は巻く前。生地で包んで食べる。