参院本会議に臨む高橋氏(右)=26日午前、参院本会議場と市民団体の集会で支援を呼び掛ける加藤氏=26日午後、那須塩原市内

 通常国会が閉幕した26日、3人が立候補を予定する参院選栃木選挙区(改選数1)も事実上の選挙戦に突入した。与党現職は県南と東京を往復して慌ただしい一日を過ごし、野党統一候補の新人は県北や県央など各地を精力的に駆け回った。

 参院本会議後の正午すぎ、国会内で開かれた参院自民党の議員総会。改選組に向けた安倍晋三(あべしんぞう)首相の激励を聞き、自民現職の高橋克法(たかはしかつのり)氏(61)は「厳しい戦いだが、必ず勝ち抜く」と表情を引き締めた。

 この日は午前6時から栃木市内で経営者ら約120人を前に講演。終了後は国会に入って委員会や本会議に出席し、夜には野木町と小山市で自身の地区後援会の総決起大会を開いた。

 前回選挙に比べ、国会日程や党会合もあり「運動量は圧倒的に少ない」。春の統一地方選を終えた県議や市町議の“選挙疲れ”も指摘される中、危機感は強い。「全力で選挙区を走り回り、1人でも多くの方にお会いしたい」と意気込む。

 野党統一候補で立憲民主党新人の加藤千穂(かとうちほ)氏(43)は朝から、宇都宮市内での会合を皮切りに企業回りや集会を精力的にこなした。

 午後2時からは那須塩原市内で市民団体「平和と憲法を守る!県北市民ネット」の集会に出席。約60人を前に、「20年後の子どもや孫の世代に恥ずかしくない政治を実現するため、全力で参院選に臨む」と力を込めた。

 同日の臨時閣議で選挙日程も正式に決定し、「気合は十分」。ただ北海道出身で本県との縁は薄く、課題は知名度不足。「無名の新人なので、これから追い上げる立場。野党統一候補の枠からさらに広く、県民に思いを伝えていきたい」と強調した。

 政治団体「NHKから国民を守る党」新人の町田紀光(まちだとしみつ)氏(40)は、インターネット動画やSNSを中心に情報発信する方針。