通常国会が26日閉幕し、夏の参院選に向けて事実上の選挙戦に突入した。栃木選挙区(改選数1)では、再選を目指す自民党現職の高橋克法(たかはしかつのり)氏(61)=公明推薦、野党統一候補で立憲民主党新人の加藤千穂(かとうちほ)氏(43)、政治団体「NHKから国民を守る党」新人の町田紀光(まちだとしみつ)氏(40)の3人が立候補を表明。与野党対決の構図が固まっており、激しい戦いが展開されそうだ。

 前回2016年参院選も、自民現職に野党統一候補が挑む構図だった。改選数が2から1となった07年参院選後、直近3回は自民公認候補が野党候補を退け、3勝1敗の結果となっている。

 高橋氏陣営は5月中に選挙対策本部などの態勢を整え、党支部や選対支部で計28回の総決起大会を開催するなど足場固めに余念がない。自民県連会長の茂木敏充(もてぎとしみつ)経済再生担当相は決戦を前に「日本の未来に責任を果たすことができるのは自民党。全力で選挙戦に臨む」とコメントした。

 一方、昨年10月に立候補を表明した加藤氏だが、立民、国民民主、共産など県内5野党による候補一本化が決まったのは今年5月下旬。陣営は「総力結集、短期集中で勝つ」としてネット活用や街頭活動などに力を入れ、浸透を図る。立民県連代表の福田昭夫(ふくだあきお)衆院議員は「まっとうな政治の重要性と政治は暮らしであると訴える」と決意を述べた。

 今月に入り立候補を表明した町田氏はNHK受信料契約の改善を訴え、インターネット上などで情報発信する。