社会的処方のイメージ

 宇都宮市医師会(片山辰郎(かたやまたつろう)会長)は26日、貧困や孤立などさまざまな社会的要因で生じる健康格差の是正を目指す新組織「在宅医療・社会支援部」を設立した。医療機関を訪れた患者が抱える問題に着目し、必要な支援機関や地域の活動に患者をつなぐ「社会的処方」に取り組む考え。同部が今後、医師に普及啓発したり、市などに連携を働き掛けたりするなどして取り組みの環境整備を進める。

 「社会的処方」は医師が通常の診療に加え、患者の生活環境や経済事情にも着目。サークル活動や就業支援団体など、患者が必要とする地域の取り組みを紹介する。医療の枠組みでは解決できない課題の解決策を「処方」することで、心身の健康を阻害する要因の根本的な改善を図る。