絵本の選び方や読み方などを教える絵本専門士の西谷さん(右)

絵本の選び方や読み方などを教える絵本専門士の西谷さん(中央)

絵本の選び方や読み方などを教える絵本専門士の西谷さん(右) 絵本の選び方や読み方などを教える絵本専門士の西谷さん(中央)

 【宇都宮】「絵本のスペシャリスト」絵本専門士が講師を務める絵本読み聞かせボランティア養成講座が、市内で関心を集めている。子育て応援サークル「こっころ」(西谷和子(にしたにかずこ)代表)は今月、市まちづくりセンター「まちぴあ」で講座を初開催し、絵本専門士の資格を持つ西谷さん(50)が、絵本の種類や本の選び方、読み方などを紹介した。

 「絵本専門士」は、国立青少年教育振興機構が養成する民間資格で、2014年に創設された。同機構によると、県内で活動する絵本専門士は7人(2018年7月現在)。

 西谷さんは元保育士で、読み聞かせのスキルアップのために昨年、資格を取得した。学校の読書活動を支援する人材の育成を目指し、今月初めて全4回の講座を開いた。さまざまな養成講座が開かれているが、体系立てた学習をした講師から読み聞かせの知識を得られる点が特徴という。

 講座には、未経験者から活躍中の人まで60歳以上の5人が参加。西谷さんは「低学年は3分で読み終わる本がいいですよ」などと助言し、絵本のページをめくりながら、種類や選び方、子どもを引き付ける読み方などを具体的に紹介した。参加者は、仕掛け絵本や児童との掛け合いを楽しむ参加型絵本などを熱心に見たり触ったりした。

 受講した中戸祭1丁目、無職中田時男(なかたときお)さん(69)は「選書は自分の考えを反映させがちだが、ポイントが分かった」と笑顔を見せた。受講者は今後、小中学校などでボランティアとして活動する予定。西谷さんは「絵本と人をつなげたい」と受講生の活躍を期待している。

 今回の講座は高齢者を対象としたが、申し込み段階では他の年代からも受講の希望が相次いだという。9月にはシニア以外を対象とした講座を開く予定だ。