箸を入れると黄金色のスープがあふれ出す。黒酢を付けたショウガを乗せて、熱々のうちにつるりと一口。

 来客の9割が注文するという小籠包(税別490円)。蒸籠(せいろ)を開けた瞬間のインパクトと食べ応えを出すため、通常の倍ほどの大きさに仕上げている。自家製の皮は蒸した時にひび割れしない力強さと、もちっとした食感が特徴。国産豚のみを使用した肉餡(あん)や、鶏がらと海鮮だしのダブルスープを閉じ込めている。

 オーナーシェフの本嶋貴広(もとじまたかひろ)さん(31)は都内の老舗中華料理店で4年間修業を積んだ。包みやひだ付けに技術を要する本格的な点心を得意としている。エビをぜいたくに包んだ焼売(しゅうまい)(420円)や、肉と野菜がぎっしり詰まった焼餃子(ぎょうざ)(490円)にも本嶋さんの技が光る。

 中華料理を中心に和食のメニューも提供する隠れ家的料理店。市街地から離れた山際に2015年11月にオープンした。

 店名には、食材を生み出す自然の恵みへの感謝の意が込められている。本嶋さんは「良い素材があるからこそ良い料理を作ることができます」と腕を振るう。

 ◆メモ 足利市大月町361。午後6時半~11時。金土日曜は午後5時半から営業。火曜定休。(問)0284・82・9060。