竹細工の器に盛られたユニークなざるそばやかき揚げ。そばの香りとともに、コシのある食感と喉越しの良さが楽しめる。

 「さくさくかき揚げ天ざる」(税込み930円)は、築100年ほどの古民家を改装したそば店「いろり庵(あん) 洗心(せんしん)」のこだわりの一品。石臼びきのそば粉と北海道産のそば粉をブレンドした手打ちの二八そばと、地元の旬の野菜などを使ったかき揚げや天ぷらが楽しめる。

 店主の野原康弘(のはらやすひろ)さん(30)の父宏之(ひろゆき)さん(67)が17年ほど前にオープン。「心をリセットできるように」との思いが込められている。

 宏之さんは地域住民が集まれる店を作ろうと脱サラ。そばは独学で学び、内装や器などは竹や木材で手作りした。後を継いだ康弘さんがそば打ちや接客をこなす。

 手作りにこだわる。サイドメニューの「揚げもちのみぞれがけ」(420円)は年末につく餅を使用し、「手作りギョーザ」(500円、夜限定)は皮から作っているという。康弘さんは「山登りや花見の際にぜひ気軽に立ち寄ってください」とにこやかに話した。

 ◆メモ 大平町富田1944。午前11時半~午後2時、同5時半~8時(宴会の際は営業時間延長も可)。月曜定休。(問)0282・43・4508。