ひと口頬張ると、口の中が「海の香り」で満たされる。縦約4センチ、横約8センチと食べ応え抜群のかきフライ。冬限定メニューで、店頭に開始を告げる張り紙を見つけると、食べたくて居ても立ってもいられなくなる。

 国産のかきを2~5個使ってフライ1個分の大きさにし、ラード入りのこめ油で揚げる。こめ油は胃もたれしづらく、ラードを加えることで風味が良くなるという。

 「とんかつれんが」は、鷲尾正男(わしおまさお)さん(67)が1974年に足利市永楽町で開いた「かつ友」が前身。店名を変え約12年前に現在地へ移り、今は鷲尾さんと次女の友恵(ともえ)さん(34)が中心となり営んでいる。

 人気は「カキ・エビ・かつセット」(税込み1550円)。かきフライに加え、エビフライとヒレカツかロースカツの計3種類の味を楽しめる。

 メニューの幅を広げようと、友恵さんの発案でモツ煮の提供も始めた。数種類のみそをブレンドし、野菜もたっぷり入れて仕上げた自慢の品だ。

 友恵さんは1年ほど前から店に関わり、現在は独学で料理や経営を学んでいる。「お客さんに満足してもらえるよう、一歩ずつ努力していきたい」と話した。

 ◆メモ 足利市朝倉町394の3。午前11時半~午後2時、同5時半~9時。水曜定休。かきフライは3月20日前後まで楽しめる。(問)0284・71・1129。