野菜と共にきれいに盛り付けられ、フォン・ド・ヴォーがベースの甘みのあるソースがかかる。一口大にスライスされた肉を頬張ると、肉のうま味とこくが広がり、豊かな気持ちにさせてくれる。余熱でじっくり火を通した「ぶどう牛のカイノミステーキ」(約200グラム、税込み2500円)は、ジューシーで軟らかい仕上がりだ。

 ぶどう牛は、肉質に優れたアンガス種にワインのブドウ粕(かす)を加えた穀物飼料を与えて飼育された豪州産牛。バラ肉の中で最もヒレ肉の近くにあるのが「カイノミ」だ。「冷めても軟らかく、おいしく食べられます」。オーナーシェフの長谷川敏幸(はせがわとしゆき)さん(50)が選んだ自信の食材だ。

 フレンチレストランなどで経験を積んだ長谷川さんが店を開いたのは東日本大震災直後。「料理はしっかり、そしてアットホームがコンセプト。気軽に来て食事を楽しんでもらいたい」。デザートも含めほとんどの料理が手作りだ。

 ディナー、ランチともパスタが入るコースメニューが中心で、盛り合わせで提供する前菜とデザートも売り。女性客が8割を超えるといい、「いろいろ食べたいニーズ」に応え、前菜は8品ほど味わえる。 

 ◆メモ 小山市若木町2の9の40。午前11時~午後3時半(ラストオーダー2時半)、午後6~10時(同9時)。水曜定休。(問)0285・38・6860。