味付けは塩こしょうのみといたってシンプルだが、かむほどにうま味が染み出す。

 鹿沼市産さつきポークを使用した「さつきポーク炭火焼き」(税込み900円)。炭火でミディアムに焼いた肉はやわらかく、脂はさっぱりとしていて甘い。オーナーシェフの木村浩司(きむらこうじ)さん(57)が自ら厳選した肉を使用した。まさにこだわりの一品だ。

 木村さんはできる限り県内産の野菜や肉、米を使用。自分の舌で確かめて「いいな」と思った食材しか使わない。バリエーション豊かな和洋折衷料理を作っている。

 鹿沼市出身の木村さんは宇都宮短大付属高で調理を学んだ後、都内の和食店で約10年間修業。その後地元に戻り飲食店などに勤務した。「Bistro蔵友」は、栃木市内の飲食店で働いていた際の常連客の声を受け、昨年夏にオープンした。

 「とにかくお客さんが喜んでくれることが一番」とリクエストにも柔軟に対応。そんな木村さんの料理と人柄に引かれるリピーターのほか、最近は口コミで訪れる客も多いという。木村さんは「料理が嫌なことを忘れるきっかけになれば」と話している。

 ◆メモ 栃木市片柳町1の27の25。午前11時半~午後3時、午後6時~午後10時半(日曜は午後9時)。ラストオーダーは閉店1時間前。月曜定休。(問)0282・51・2371。