1輪だけ咲くシラネアオイ=23日午前、奥日光・五色山の南西斜面

 奥日光・五色山(2379メートル)の南西斜面に、自生するシラネアオイが電気柵の中で咲いている。23日に確認できたシラネアオイは1輪だった。

 日光白根山周辺で自然ガイドを務める杉原勇逸(すぎはらゆういつ)さん(68)=群馬県片品村東小川=によると、電気柵は雪解け後に設置するため、タイミングが遅れるとシラネアオイがシカの食害に遭う可能性があるという。

 五色山南西斜面の電気柵は、1993年から県が設置。下野新聞社の2003年6月の取材では、電気柵内でシラネアオイの株をあちこちに確認し、花も多くみられた。

 シラネアオイは、紫色の花を付ける多年草。日本特産種で、名前は日光白根山に由来する。仲間8人と訪れた東京都品川区旗の台2丁目、大学5年永田量也(ながたりょうや)さん(24)は「きれいな色なので、1輪だけでなく、咲きそろった状態を見たかったですね」と残念がっていた。