記者会見で苦しい胸の内を打ち明けるをフィリピン人実習生ら=6月中旬、県庁

 夢を抱いて来県した外国人技能実習生たちが、国と企業のはざまで翻弄(ほんろう)されている。日立製作所のグループ会社「日立グローバルライフソリューションズ(日立GLS)」栃木事業所(栃木市大平町富田)の実習生たちが約4カ月、就労を許されず、その理由も知らされないまま自宅待機を続けている問題。精神的に追い込まれ、帰国を余儀なくされる可能性が出てきた。支援する労働組合は「実習制度の問題を象徴する事態だ。国は制度を見直す必要がある」と主張している。

 「もう耐えられない。早く仕事がしたい」。「実習できないなら、帰国したい」。20代のフィリピン人の男性実習生らは今月中旬、県庁で記者会見を開き、苦しい胸の内を明かした。

【ズーム】外国人技能実習制度 日本の事業者が開発途上国の外国人を受け入れ、学んだ技術を母国の経済発展に生かしてもらう「技術移転」が主な狙い。