埼玉県上尾市が、新井弘治元市長(82)や小林守利市議会議長(71)の要請で、元市長が所有する土地のブロック塀などの工事費約693万円を公費で負担していたことが分かった。市が20日、市議会で明らかにした。発注先は、小林氏の息子が代表の業者だった。畠山稔市長は議会で謝罪し、弁護士らが調査した上で報告すると説明した。

 市によると、小林氏から連絡を受け、職員が元市長の所有地を視察。1977年ごろに市が設置した塀だったが、管理は土地所有者に移っていたため、市で工事はできないと説明した。その翌日、元市長から「市がやるべきだ」と電話があり、市側は施工を決めた。