ビニール玩具や雑貨を製造販売する小山市間々田の「高木商店」で、ビーチボール作りが連日行われている。
同社は、レクリエーションとしても親しまれるスポーツ「ビーチボール」の競技用公式球を主に製造。小売店などの店頭に飾られる宣伝用の製品も作り、現在は夏のキャンペーンに向けた注文が多いという。
20日は従業員約20人が競技用公式球や宣伝用の製品作りに追われた。塩化ビニール樹脂を高周波が出る機械で貼り合わせるなどし、丁寧に仕上げていった。同社ではビーチボールの生産量が年間20~30万個に上り、これだけの数を手掛ける会社は県内唯一という。
高木章雄(たかぎあきお)社長(48)は「形が美しく壊れにくい丈夫な製品を意識している」と話した。