コーヒーを飲みに、音楽を聴きに、手芸を習いに…。市中心部に位置する多目的交流カフェas(アズ)には、さまざまな目的を持った老若男女が訪れる。

 「誰もが気軽に立ち寄れる場所をつくろう」と、石井和枝(いしいかずえ)さん(67)が2016年にオープンした。築70年近い2階建ての空き店舗を改修した店内は、レトロな雰囲気が漂う。

 市出身の石井さんは高校卒業後に地元を離れたが、60歳を過ぎて地域おこし協力隊員として埼玉県からUターンした。空き家や空き店舗が増え、活気が失われつつある街中の光景を目の当たりにしたことが開業の動機だったという。

 心掛けているのは「人と人との交流」。カフェの枠にとらわれず、手芸のワークショップや作品の展示、笑いヨガの体験など、さまざまな催しを企画している。

 4月からは、本とコーヒーと音楽をテーマにした企画が始まり、バイオリンやピアノの演奏会、読書会などが年間を通して行われる予定だ。

 コーヒーや紅茶(いずれも税込み350円)やクリームあんみつ(同500円)なども楽しめる。石井さんは「それぞれの用途に合わせ、自由に楽しんでほしい」と話す。

 ◆メモ 大田原市中央1丁目17の14。水、木曜定休。午前11時~午後5時。(問)0287・46・5300。