新里街道沿いの木立の中に建つ小さなカフェ。ユースホステル「しんこう苑(えん)」の敷地にあり、鳥がさえずり、四季折々の花も咲くなど自然に囲まれている。

 旧今市市の中心部で13年間、夫の吉原徳(よしはらいさお)さん(84)と喫茶店「劍(つるぎ)」を営んでいたイエ子(こ)さん(83)が今年6月、約40年ぶりにこの地で再開した。大切に保管してきた当時の看板を掲げる。

 「料理が好きで、いつかもう一度、やりたいと思っていました」とイエ子さん。ユースホステルの仕事が一段落したことなどがきっかけになったという。予約制で店を開ける。

 コーヒー(税込み350~400円)はブレンド、モカ、トラジャの3種類。注文を受けた後、豆をひいて入れる。看板メニューはスパゲティのナポリタン。“劍のスパゲティ”と呼ばれたこの味を懐かしんで訪れる人も多い。サラダとコーヒー付きのランチセット(同800円)で提供している。

 店内にはテーブル席のほか15人程度が利用できる個室もある。吉原さんは「高齢者や趣味のグループが集まれる場所をつくりたかった。気軽に利用し喜んでもらえたら、うれしい」と笑顔で話した。

 ◆メモ 日光市木和田島2112の7(しんこう苑敷地内)。午前11時半~午後2時半。月、火曜定休。予約制。(問)090・4006・0830