湯波など日光を代表する老舗の伝統的な建物が立ち並ぶ中、白を基調としたモダンな店構えで観光客を迎え入れる。手作りの洋菓子などを味わい、多彩な芸術にゆったりと触れる「地域のアートサロン」だ。

 店長神山真司(かみやままさし)さん(32)と父隆(たかし)さん(68)、母令子(れいこ)さん(67)が6年前、国道119号沿いの自宅敷地で開業。真司さんは「父は洋菓子作り、母は絵画と、勤務先を定年退職した両親が好きな分野を融合させた」とにこやかに説明する。

 2階建ての店舗は1階がカフェで、2階がギャラリー。年10回ほど開く作品展は、市内外の芸術家と人脈を築く令子さんが企画する。「アマチュア中心の発表の場として定着してきた。芸術鑑賞をしてからカフェで過ごしてほしい」

 ガトーショコラやクルミのタルト(1個税込み250円)などの洋菓子は素朴で濃厚な味わい。香りを重視したブレンドコーヒー(同300円)との相性は抜群だ。ミートソースなどのドリンク付きパスタ(同800円)もそろえる。

 真司さんは「より地元に根ざし、何度も足を運んでもらえる店にしたい。活発な芸術交流の場にもなってほしい」と話している。

 ◆メモ 日光市下鉢石町943。午前10時~午後6時。水曜定休(季節によって木曜も定休)。(問)0288・54・0450。