里山にたたずむカフェで、世界水準の専門知識を持ったオーナー加地吉則(かじよしのり)さん(53)が入れるコーヒーを楽しめる。

 趣味が高じて28歳の頃、コーヒーの勉強を始めた加地さん。町内への移住を機に知識を生かし2014年に店をオープンさせた。

 16年には米国や欧州のコーヒー業界の関係者らでつくる「スペシャルティコーヒー協会」認定の資格「SCA BARISTA」を取得。日本人は15人ほどしか持っていないといい、資格取得で学んだ国際基準でコーヒーと水分の適正な濃度の抽出などを行い「おいしいコーヒーを確実に提供できる」という。

 6種類のコーヒーのほか、妻彩登子(さとこ)さん(33)手作りのデザートやカレーなど18種類のフードメニューを用意。ミルクフォームの甘さとエスプレッソが楽しめる「カフェラテ」(税別450円)と、しっとりとして濃厚なチョコが味わえる「ショコラオランジェ」(同400円)の組み合わせがお薦めという。

 店の運営は同居する彩登子さんの両親も協力。版画家の父(69)は、焙煎(ばいせん)を手伝い、農園を経営する母(69)は、料理に使う野菜を提供する。

 「家族みんなが得意な分野で、できることをやっている」と加地さん。「ここまで足を運んでくれるお客さんのために」

 ◆メモ 那須町寺子乙688の5。午前11時~午後8時(ラストオーダー7時半)。水曜定休。(問)0287・74・2066。