深夜にハイビームを使用して走行する車(手前)=5日、鹿沼市栃窪

 夜間に車のヘッドライトの上向き利用を促す県警の「ハイビーム大作戦」で、今年4月の県内のハイビーム使用率は前年同期比5・2ポイント増の13・1%で過去最高だったことが18日までに、県警の調査で分かった。ただ、依然として1割台に留まっており、県警は「まだまだ浸透していない」と受け止める。要因について、ドライバーの危機意識の低さなどを指摘。作戦が始まり約2年がたつ中、県警は「一人一人の意識を変えるため、粘り強く広報したい」としている。

 県警交通企画課によると、作戦は夜間の歩行者の事故防止を目的にスタートした。車のロービームの照射距離約40メートルに対し、ハイビームは約100メートルと長く、夜間に歩行者を発見しやすい。県警はライトをこまめに切り替え、先行車や対向車がいない場合のハイビーム使用を呼び掛けている。

 使用率の調査は4、10月の年2回、夜間に歩行者が車にはねられる事故が多い県内の国道や県道の7路線、計8カ所で実施。夜間に、先行車と対向車がいない状況で通行車両を調べた。

 今年4月は、計1202台のうち157台がハイビームを使用し、使用率は過去最高の13・1%だった。調査場所別では、1年前に比べ7カ所で使用率が伸び、半数の4カ所は過去最高に。一方、半年前の18年10月の調査と比べると、使用率が上がった場所と下がった場所が半数ずつだった。