調印書を手にする片岡会長(右)とアジットの須藤信一朗CCO=14日午後5時15分、那須町湯本

 那須地域の2次交通の課題解決に取り組む「那須高原次世代交通協議会」は14日、那須町湯本のホテルで、スマートフォンの送迎アプリ「CREW(クルー)」を手掛けるアジット(東京都港区)と、同地域を訪れる観光客の交通手段の確保を目的とした実証実験の調印式を行った。アプリに登録した地元住民らが「ドライバー」として観光客が望む目的地へ自家用車で送る仕組みで、7月中旬~10月中旬に実施予定。同社主体で行い、同協議会は交通事情の情報提供や公共交通機関、自治体との調整などで協力する。

 新幹線などで同地域を訪れた観光客に、路線バスなどの公共交通機関を補完する交通手段を提供する。観光客はクルーを使い、同社の研修を受けたドライバーと希望する時間や場所の条件が合えば送迎が決まる。

 出発地点はJR那須塩原駅と那須町の道の駅那須高原友愛の森の2カ所。利用時間は午前7時~午後7時で調整中。利用者はシステム利用料(1回の利用につき20円。乗車1分ごとに約20円加算)と、ガソリン代や高速道路の実費の二つの料金が必要。ドライバーへの謝礼は任意だという。