作品を紹介する水越さん(中央)ら関係者

 【宇都宮】「宇都宮市民芸術祭」の40周年に合わせ多彩な催しが展開されている中、歌劇「歌法師 蓮生(れんじょう)」(同制作委員会主催)が7月7日、市文化会館で上演される。同作は、百人一首とゆかりがある宇都宮の歴史を継承しようと20年前に制作された「歌芝居」が原型。オペラなどの音楽を増やしてリニューアルし、現代語訳を多く取り入れるなど分かりやすさに配慮した。(多里(たり)まりな)

 蓮生は宇都宮氏5代当主で、「小倉百人一首」の生みの親。歌劇は蓮生の生涯や、百人一首誕生にまつわるエピソードなどを描いている。競技かるたを題材とした映画やマンガの流行などを踏まえ、2年前から再演の準備が進められてきた。今年2月からオペラ部会、合唱部会、演劇部会、管弦楽部会など6部会が個別練習を始め、今月からは合同で稽古する。

 今回の再演のポイントの一つは、ストーリーの分かりやすさ。「20年前(の初演時)は、上演中に観客がパンフレットのあらすじを必死に読む光景が見られた」と、原作の清水一朗(しみずいちろう)さん。脚本担当の荻野治子(おぎのはるこ)さんらと共に、構成や演出を改良した。

 午後1時半開場。チケットS席4千円、A席3千円、学生2千円で、当日券は500円増し。(問)同委員会事務局028・636・2121。