成虫活動時期を前に、桃の木にネットを巻く慶野さん(左)ら=5月、佐野市内

クビアカツヤカミキリの成虫(県提供)

桃の木の根元に散乱するフラス=5月、佐野市内

成虫活動時期を前に、桃の木にネットを巻く慶野さん(左)ら=5月、佐野市内 クビアカツヤカミキリの成虫(県提供)
桃の木の根元に散乱するフラス=5月、佐野市内

 桃や梅などの木に寄生し枯死させる特定外来生物の昆虫「クビアカツヤカミキリ」の成虫が活動する時季を迎えている。2018年度の被害は県南3市で計700本を超え、最多を更新。桃を特産とする福島県に隣接するため、県は被害拡大を食い止めようと防除対策を本格化させている。7月には被害状況を確認するため、県内全域の果樹園を対象に初の調査に乗り出す。

 「ここで被害を食い止めなければならない」。そう強調するのは佐野市内で果樹園を経営する慶野仁一(けいのまさかず)さん(55)。クビアカツヤカミキリの被害で昨年は桃約20本の伐採を余儀なくされた。今年は新たに、羽化した成虫が活動を始める前に約60本にネットを巻き、飛散を防いでいる。