宇都宮市中心部の老舗。店の外壁に設置してある大きな黒板が目を引く。ドアを開けると、明るくにぎやかな空間が迎えてくれた。

 社長の小島則孝(こじまのりたか)さん(46)の「もらった瞬間に驚くようなものを作る」という遊び心から生まれた「おめで鯛(たい)」(10個入り税込み2300円)。2017年の誕生以来、卒業や入学、結婚などの節目節目で、手にした人にユーモアと祝福を届けている。

 ストロベリーチョコ味と、ホワイトチョコ味の2種。パフと合わせ、モナカの皮に詰めた。軽くて子どもも食べやすい一品は、おやつとしても好評だ。

 戦後間もない1950年の創業当時は和菓子店だった。2代目の83年に洋菓子店となり、則孝さんは3代目。「ドキドキワクワクしてもらい、笑顔になってもらう」がモットーという。

 モモを丸ごと1個使った「モモのパニエ」をはじめ、メロンやパイナップルなどの「フルーツ丸ごとシリーズ」でも知られ、県内外にファンがいる。

 店内に居合わせた客の会話が聞こえてきた。「『おめで鯛』を買いに来たんだよね」。私も誰かを祝うとき、生きのいい紅白の鯛を贈ってみよう。

 ◆メモ 宇都宮市中央本町4の22▽営業時間 午前9時~午後7時▽水曜定休▽(問)028・633・6448。