食べ始めると止まらなくなる落花生は、「後引き豆」とも言われる。

 県内で産地と言えば真岡市。「よしはら」は創業約80年の老舗だ。訪ねると、代表の吉原徳治(よしはらとくじ)さん(79)が柔和な笑顔で迎えてくれる。

 市内で10月ごろ収穫された落花生を仕入れ、通年販売する。それでも「寒い今がコクを感じられ、一番おいしい」と笑顔を見せる。

 塩水に浸してからいる「味付落花生」は定番。殻付きのほか、バターやチーズ、コーヒーなど味付けした10種類もの落花生を扱う。110~140グラム入りで税込み500円だ。

 県内外の常連客が訪れ、郵送による購入も多い。東京スカイツリータウン・ソラマチの「とちまるショップ」にも卸している。

 店3階の加工場も案内してもらった。外観はよく目にしていたが、そこが加工場とは思いもよらなかった。吉原さんは早朝から、金属の円柱形の機械を回し加工する。

 加工前の生落花生も売る。「晩酌しながら、自分でフライパンでいると、香りもいいし、うまいよ」。そう教えてくれた。

 ◆メモ 真岡市田町1070の2▽営業時間 午前10時~午後7時▽不定休▽(問)0285・82・2333。