住宅街を歩くと、甘い香りが漂ってきた。古風だが、どこかモダンな「KOBORI」のロゴ。創業は1969年。客が絶えない人気店だ。

 小堀正弘(こぼりまさひろ)社長(39)の父弘之(ひろゆき)さん(77)が宇都宮市西大寛町に開業した。現在の場所へ移転して40年。小堀さんは「良いものを残しつつ、進化もしていく」と話す。

 2014年に誕生した「宮ミルキー」(10個入り税込み1200円)は「宇都宮の銘菓に」という願いを込めた一品。1グラム単位であんと皮の比率などを調整し、1年かけて完成した。

 あんにミルクを混ぜており、優しい甘さが口に広がる。お茶にもコーヒーにもよく合い、年間15万個を売り上げる人気商品だ。

 店の人気を引き上げた看板商品「しもつけカスター」(1個160円)は、ふわふわの生地に程よく甘いクリームが詰まったパフケーキ。ファンから愛され続けている。

 「店に関わる人には、一人でも多く幸せになってほしい」と小堀さん。店を後にする客の足取りは軽く、その手には銘菓がある。

 ◆メモ 宇都宮市滝谷町2の9▽営業時間 午前9時~午後7時▽水曜不定休▽(問)028・636・8204。