自転車ロードレースのJプロツアー(JPT)第7戦「第3回那須塩原クリテリウム」は8日、JR那須塩原駅前特設周回コース(1周2・1キロ×27周=56・7キロ)で行われ、県勢は宇都宮ブリッツェンの鈴木龍(すずきりゅう)が自身今季初の表彰台となる2位に入った。優勝はシマノの中井唯晶(なかいただあき)。
梅雨晴れの中、前年からコースレイアウトを変更して行われたレースは、序盤に逃げとメインの2集団を形成。中盤から終盤にかけて5人に絞られた逃げに、ブリッツェンは阿部嵩之(あべたかゆき)と鈴木龍を残し、優位にレースを進めた。その後も逃げとメイン集団の差は詰まらず、最後は逃げにアシストとエースを残したブリッツェンとシマノ勢の勝負に。鈴木龍はゴールスプリントで中井に一歩及ばなかった。
ブリッツェンは6人全員が完走。ホンダ栃木の阿部航大(あべこうだい)は17位に入った。那須ブラーゼン勢は29位の下島将輝(しもじままさき)が唯一の完走だった。併催されたJフェミニンツアー第13戦はライブガーデン・ビチステンレの吉川美穂(よしかわみほ)が初優勝した。
JPT第8戦は9日、矢板市石関周辺特設コースで「第3回やいた片岡ロードレース」を行う。