キジを飼育する上野さん(右)とラーメンを提供する落合さん

 【那須烏山】旭2丁目の日本雉(きじ)・山鳥養殖センターで飼育されたキジを使ったラーメンが、15日から宇都宮市内で提供される。同センターの上野一紀(うえのかずのり)代表(61)によると、食肉用のキジの生産は県内では極めて珍しい。近年のジビエ(野生鳥獣肉)料理ブームもあり、上野さんは那須烏山産キジの他料理への活用にも期待を寄せている。

 同センターは、旭2丁目と興野の養鶏場で常時数百~1千羽超のキジを飼育している。放鳥用としてハンターに販売するのが主だが、お歳暮などの贈答用として肉や骨、内臓などに分けて冷凍した商品も販売している。

 食肉としての希少価値が高いキジは、鍋物で食べられることが多い。上野さんによると、肉の味は淡泊な一方、スープにすると味がよく出るという。鶏肉に比べ、低脂肪、高タンパクでカロリーも低い。

 上野さんの存在を知った「らあめん厨房(ちゅうぼう)どる屋」(宇都宮市中央2丁目)の店主落合泰知(おちあいやすとも)さん(60)が、キジの肉と骨でだしを取ったラーメンの提供を打診し、「キジの販路拡大につながるなら」と上野さんも快諾した。

 新作ラーメンは、同店で15~17日と29日~7月1日に1日30食限定で販売する。値段は1千円(税込み)。落合さんはキジに加え那珂川産のアユも使用する考えで「キジとアユのうまみを凝縮したダブルスープのラーメンを提供したい」と話している。

 (問)どる屋028・649・5917。