とろける食感に感動した「バラ肉のピリ辛揚げ」(手前)。ラーメンなどの定番メニューも欠かせない

 擦り切れた店先ののれんが、「新しくなった」。それだけで常連客の間でニュースになるほど、長年まちなかで愛される中華料理店。いつも無性に食べたくなる味を求めて、足を運んだ。

Web写真館に別カットの写真

 優しい笑顔で迎えてくれた店主の二瓶智彦(にへいともひこ)さん(59)は、東京・下北沢の「?亭」本店で修業し、1988年にのれん分けした。ちなみに本店は、人気歌手や俳優が下積み時代にアルバイトをしていたことでも有名な繁盛店だ。

 半ラーメンと半チャーハンがセットの「ラーチャン」(税込み800円)もいいけれど、今日は二瓶さんのおすすめ「バラ肉のピリ辛揚げ」(同550円)を頂こう。厨房(ちゅうぼう)からは中華鍋を操る軽快な音が絶えず響き、胸が高鳴る。

 早速、熱々をパクリ。「や、柔らかい!」。感動していると、「豚の角煮のトンポー丼と同じ豚肉を使ってるんですよ」。2時間ゆでて、2時間蒸すというこだわりの豚肉はとろける食感。しかも香ばしく、ビールが止まらない。

 店のうたい文句は「世界で三番目に旨(うま)い」。二瓶さんは「1番はおふくろの味、2番はおやじのすねかじり。先代が冗談っぽく言い始めたのがきっかけ」と笑い、先代との思い出話を聞かせてくれた。おなかも心も満たしてくれる街の中華屋さんだ。

 メモ 宇都宮市中央2の3の6▽営業時間 平日午前11時半~午前0時、日曜祝日は午後10時まで▽定休日 火曜▽(問)028・632・9517