東京・神宮球場で人気を集めた黒から揚げのキッチンカー

 【佐野】佐野黒から揚げの普及を目指す合同会社のe街(いーまち)佐野奉行所は、市外でも手軽に佐野の味を楽しんでもらおうと、冷凍黒から揚げを開発した。東北自動車道の佐野サービスエリア(SA)で月内にも発売するほか、近県のSAや道の駅などにも販売エリアを広げたい考え。代表社員の堀川悦郎(ほりかわえつろう)さん(43)は「ラーメンやいもフライに続く第3の名物としてPRしていくことで、佐野を盛り上げていきたい」と話している。

 堀川さんらは2016年度、市民の有志とともに同社の前身となる市地方創生事業「佐野パパプロジェクト」の活動グループ「e街佐野奉行所」を発足。3年間、市の名物開発に取り組む中で両毛地域のソース文化に根差した佐野黒から揚げのレシピを考案した。

 ブランド化を図り市民に広く知ってもらおうとレシピを公開し、「ソース味」「衣がクリスピー」といった条件をクリアした商品を佐野黒から揚げとして認定。これまで認定店は25店舗に上り、黒から揚げは市が集中的にPRする本年度のピックアップブランドにも選ばれた。

 冷凍食品の開発は、市外の人たちにも市の名物として広く認知してもらうことが狙い。上三川町の食品加工会社などと連携して試作を重ね、「ソースの香りが高く、カリッとした商品が完成した」(堀川さん)という。