県教委は4日、2020年度から黒羽高と那須高を「特例校」とすると発表した。両校とも1学年当たり3学級で生徒を募集する。両校が立地する那須地区で、20年3月に中学校を卒業する生徒が前年より大幅に減ることや、両校の受験倍率が1倍を下回り続けていることが要因。県内の特例校は日光明峰高、馬頭高と合わせ4校となる。

 黒羽高の募集学級数は現在の普通科4学級から3学級になる。那須高は普通科3学級が2学級になり、リゾート観光科1学級は存続する。両校は単位制を導入し、職業系専門科目を開設するなど生徒の多様な進路希望に対応する。現在の1、2年生は単位制の対象外となる。

 県教委によると、県内の20年3月の中学校卒業者数は前年比561人減る。そのうち両校のある那須地区(大田原市、那須塩原市、那須町)は207人を占め、地区別で最多という。また両校の受験倍率は16年度から1倍を切り続け、那須高普通科の19年度の倍率は0・72倍に落ち込んでいた。県教委はこうした状況を踏まえ、両校を特例校とすると判断した。