最大酸素摂取量の計測と動作分析を受ける選手

最大酸素摂取量の計測と動作分析を受ける選手

最大酸素摂取量の計測と動作分析を受ける選手 最大酸素摂取量の計測と動作分析を受ける選手

 【大田原】自転車ロードレースチーム「那須ブラーゼン」と国際医療福祉大は、選手の競技力向上などに関する共同研究を始めた。同大がプロスポーツチームと研究を行うのは初めて。2日は理学療法学科の研究室で、選手3人が5項目の身体計測を受けた。研究結果は4年生の卒業研究資料などに活用される。

 3月に同学科講師の原毅(はらつよし)さん(35)らがロードレース「ツール・ド・とちぎ」を観戦し「自転車の分野にも理学療法士の仕事の幅を広げたい」と考え、ブラーゼンに共同研究を提案。岩井航太(いわいこうた)ゼネラルマネジャー(27)は「地元大学との連携は地域貢献につながる。チームも選手の現状を数値で理解でき、より効果的な練習ができる」と快諾した。

 研究者は講師5人と学生9人。メインの計測では、選手がローラー上で自転車に乗り、限界まで徐々に出力を上げながらこいだ。呼気から持久力の指標となる最大酸素摂取量を計るとともに、全身計44カ所の動作を感知して体のブレや動かし方の癖を調べた。同大によると、二つを同時に計測した事例は少ないという。

 このほか両手足の筋肉量や体脂肪率の計測、生活面や精神面に関するアンケートなどを実施。得られたデータを基に、競技上起こりやすい腰や足のけがの予防法を研究するという。

 4年児玉暖菜(こだまのんな)さん(21)=富士見1丁目=は「高校では陸上競技をやっていて、自分も肉離れを経験した。けがに悩む選手の力になれるような卒業研究がしたい」と話していた。