大勢の人に見送られ閉店した宇都宮パルコ=31日午後8時5分、宇都宮市馬場通り3丁目

 宇都宮市中心部のファッションテナントビル「宇都宮パルコ」が31日、営業を終了し、22年の歴史に幕を閉じた。多くの買い物客が訪れ、“街のシンボル”との別れを惜しんだ。

Web写真館に別カットの写真

 開店前から約1千人が列を作った。来店者には「22年間ありがとう」の焼き印入りどら焼きが無料配布された。午後は下之宮広場で、宇都宮市出身のミュージシャン浜崎貴司(はまざきたかし)さんらがライブを行った。閉店時刻の午後8時、同店スタッフがステージに登場した。

 上野一久(うえのかずひさ)店長が「皆さまの心の中に宇都宮パルコを良き思い出として永遠に残していただけたら幸いです。22年間、ありがとうございました」と唇を噛み締めると、集まった約500人から拍手が送られた。

 宇都宮パルコは1997年に開業。若者を中心に人気を集めたが、近年は大型商業施設の郊外出店やネットショッピングの普及などにより低迷した。「PARCO」の看板は、約1カ月かけて撤去されるという。