下司さんの指揮で合唱組曲を練習する日光カンマーコール

下司愉宇起さん

下司さんの指揮で合唱組曲を練習する日光カンマーコール 下司愉宇起さん

 【日光】日光観光大使で童謡歌手の下司愉宇起(しもじゆうき)さん(33)は二宮尊徳(にのみやそんとく)の生涯をテーマに作歌、作詩し、合唱組曲「二宮尊徳~自他祝福に生きる」を作った。音楽監督、指揮を務める市内の女声合唱団「日光カンマーコール」の6月23日の演奏会で初演する。下司さんは「尊徳さんの合唱曲は他にはない。偉業を伝える一助になれば」と話している。

 「二宮尊徳~自他祝福に生きる」は短歌9首と詩1編、ピアノ演奏の序曲で構成。2018年2月、同合唱団の演奏会のために今市へ向かう電車の中で、突然、尊徳の生涯を書くことを思い立ち一気に書き上げた。

 15年に日光ライオンズクラブの例会に出演した際、会員の一人が「日光は徳川家が注目されるが、庶民の生活の根幹を支えた尊徳も大切にすべきだ」などと熱く語っていたことが、いつも心の中にあったという。

 短歌は「一人(いちにん)の心拓(ひら)かば数多(あまた)なる土地の荒(あ)るるも恐(おそ)るべからず」「光射(さ)す今市の地を臥(ふ)し所(ど)とし自他祝福の彼に悔いはなし」-などで、「短いほうが尊徳の人生観がより伝わると考え、短歌で表現し、賛歌として詩も作った」と話す。

 曲は知り合いの作曲家石若雅弥(いしわかまさや)さん(堺市在住)に依頼。明るい中にも憂いのある壮大なスケールの曲に仕上がった。